セレクタの指定方法は様々あって、非常に複雑な構成にすることも可能です。よく使う基本的な書き方について説明いたします。
セレクタの指定方法は、大きく分けて4通りあります。
- アスタリスクで指定
- HTMLのタグで指定
- クラスで指定
- IDで指定
実際に以下のようなHTMLがあると仮定して説明していきます。
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 | <! DOCTYPE HTML> < html > < head > < meta charset = "UTF-8" > < link rel = "stylesheet" href = "style.css" /> < title >セレクタの指定方法</ title > </ head > < body > < h1 >セレクタとは</ h1 > < p >CSSで要素を指定する記述のことです。</ p > < div class = "hoge" >本記事では< span id = "foo" >セレクタ</ span >について記述します。</ div > </ body > </ html > |
アスタリスクで指定
すべての要素に対して同じスタイルを適用する時は、セレクタにアスタリスク(*)を使います。
1 2 3 | * { color : red ; } |
このようにアスタリスクをセレクタに書くと、すべての要素が同じスタイルになります。
HTMLのタグで指定
セレクタの指定には、HTMLのタグをそのまま使うことができます。
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 | h 1 { color : blue ; } p{ color : red ; } div{ font-size : 8px ; } |
このようにタグをセレクタとして指定することで、h1要素が青色、p要素が赤色、div要素のフォントサイズが8pxになります。
クラスで指定
クラスに対してスタイルを適用する場合、頭にピリオド(.)をつけたクラス名をセレクタに指定します。
1 2 3 | .hoge{ background-color :yellow; } |
このように記述することで、クラス”hoge”の背景色が黄色になります。
IDで指定
指定されているIDに対してスタイルを変更したい場合、頭にシャープ(#)をつけたID名をセレクタに指定します。
1 2 3 4 | #foo{ font-style : italic ; font-size : 20px ; } |
このように記述すると、fooのスタイルを”斜体”で”文字の大きさを20px”に変更することができます。
他にももっと複雑な指定方法もありますが、まずはこれらの方法を押さえておけば、なんとなくセレクタの指定方法がイメージできると思います。他の複雑な指定方法も覚えてくると効率が良くなりますが、最初から複雑な指定をすると混乱してくるので、地道に色んなスタイルを試して覚えていくのがいいでしょう。