SEOを実施するうえで重要となるのがキーワードですが、対策するキーワードってどうやって決めていますか?狙ったキーワードで上位表示できてもアクセス数が増えずに困っていませんか?
キーワード対策は、しっかりと事前調査してから対策することで、上位表示できたときの期待できる効果がある程度イメージできます(完璧に予測することは不可能ですが・・・)。
事前調査を怠ると、狙ったキーワードで上位表示できてもアクセスが増えなかったり、売り上げが伸びず、それまで行ってきた苦労が水の泡になってしまいます。なので、キーワードを決める前にしっかりと事前調査しましょう。
事前調査をするといっても何を調べればいいの?とお思いの方も多いと思います。そこで、今回はキーワードを選定する前に行うべき事前調査についてまとめてみました。
1. 検索ボリュームの確認
検索ボリュームとは、検索されている回数の多さです。あまり検索されないキーワードで上位表示できても、アクセスが劇的に増えることはありません。キーワード対策を実施して多くのアクセスを獲得したい場合は重要な指標となります。
検索ボリュームを見てどのキーワードでサイトを最適化するか見極めましょう。検索ボリュームは、キーワードツールで調べることができます。
2. 上位表示されている競合サイトの確認
対策したいキーワードの候補をいくつか出したら、それぞれのキーワードで上位表示されているサイトのSEO対策状況を調べましょう。サイトの規模やページランク、被リンク数などからそれぞれのキーワードで上位表示難易度を判断しましょう。
競合サイトの調査には、SEO解析ツールを使うと便利です。
検索ボリュームが多くても難易度が高ければ、上位表示できずに結果アクセスを集めることができません。逆に難易度が低くても検索ボリュームが少ないと、上位表示できてもアクセスはあまり増えないでしょう。
難易度と検索ボリュームの結果から、一番効果が期待できそうなキーワードを選ぶのが好ましいです。
3. 目標の再確認
対策するキーワードが決まったら、一度冷静になってみてください。あなたのサイトの目標(コンバージョン)は何ですか?そのキーワードで流入してきた訪問者は、あなたの目標としている行動を起こしてくれますか?
いくら対策したキーワードで上位表示できても、サイトの目標を達成できなければ意味がありません。お問い合わせフォームからの問い合わせがほしいのか、売り上げを上げたいのか、今一度目標を再確認しましょう。そして、対策を実施するキーワードで目標を達成できるのか推論を立てましょう。
例えば、あなたのサイトがスマートフォンを売るサイトだとして、スマートフォンのアプリを探している人がアクセスしてきても媒体を買ってもらうのは難しいですよね。そのように、目標に対して対策キーワードが適切かどうかを判断します。
達成できないという結論に至った場合は、他のキーワード候補に切り替えてまた検討します。推論⇒検討を繰り返してより適切なキーワードを選びましょう。この繰り返しでより最適なキーワードが見えてきます。
あとがき
ここまで事前にしっかり調べれば、キーワード選びで失敗することは少なくなると思います。事前調査は大切なので、怠らずにやっていきましょう。
これだけ事前調査をしても蓋を開けてみたら失敗だった、なんてこともあると思います。失敗を糧に試行錯誤を繰り返していくことで、キーワード選びのコツを徐々につかんでいくことができます。実際に経験を積み重ねていくことが大切です。