GitHubでは100MB以上のファイルがコミットに含まれている状態でプッシュすると、エラーが出て正常にプッシュできないように制限がかかっています。
リポジトリのサイズはなるべく小さくなるように推奨されていますので、基本的には.gitignoreでファイルを除外する方法で解決すれば良いです。
それでも、100MB以上のファイルをプッシュしたいというケースもありますよね。その場合は、Git LFS(Git Large File Storage)を導入する必要があります。
そこで今回は、Git LFSを導入して100MB以上のファイルもプッシュできるようにする方法をご紹介したいと思います。
GitHubに100MB以上のファイルをプッシュする方法
ステップ1. Git LFSのインストール
まずは公式サイトからGit LFSをダウンロードしてインストールします。Git LFSのインストールについては、下記をご参照ください。
参考:Git Large File Storage をインストールする
ステップ2. Git LFSで追跡するファイルの種類を指定
GUIはSourceTreeを使います。
リポジトリを開いて[リポジトリ] – [Git LFS] – [リポジトリを初期化]を選択します。

続いて、[Git LFSを利用する]をクリックします。

「*.mp4」や「*.pdf」など、大きいサイズのファイルの種類を追加します。

これで、追加された拡張子のファイルはGit LFSで追跡されるようになり、100MB以上のファイルもプッシュできるようになります。
あとがき
Web制作の現場では、100MBを超えるファイルを扱う機会はあまりありませんが、たまに支給された動画ファイルが100MBを超えていることがありますね。(そもそも動画を圧縮してサイズを軽減した方が良いのでは…とは思いますが)
そういう時は、Git LFSで追跡するようにすれば、簡単にGitHubにもプッシュできるようになります。100MB以上のファイルをプッシュしたい時は、ぜひ参考にしていただければ幸いです。