DynaMoは、翻訳処理を効率化してサイトのパフォーマンスを向上させるWordPressプラグインです。
長い間メンテナンスされていませんが、以前紹介した「001 Prime Strategy Translate Accelerator」のように、翻訳をキャッシュすることで管理画面やフロント側のパフォーマンス向上に貢献していると思われます。
プラグインページでは、以下のように説明されています。
DynaMo では、WordPress の通常の方法とは別の方法で翻訳を処理するため、パフォーマンスが向上します。どのくらいサイトのパフォーマンスが向上するかは、プラグインのインストール状況によります。しかし、(翻訳された) プラグインが多いほど、より多くの違いが見られます。いくつかの人気プラグイン (WooCommerce、JetPack、Yoast SEO、Elementor) を使った独自テストでは、ページの生成時間が 25% 短縮されました !
https://ja.wordpress.org/plugins/dynamo/
DynaMoのインストール
インストール手順は以下の通りです。
ファイルをFTPでアップロードしてインストール
- DynaMoをダウンロードします。
- ダウンロードしたファイルを展開し wp-content/plugins にアップロードします。
- 管理画面の[プラグイン]ページで、DynaMoを有効化します。
WordPress管理画面でインストール
- [プラグイン] – [新規追加]にアクセスします。
- 「DynaMo」で検索します。
- [今すぐインストール]をクリックして、DynaMoをインストールします。
- [有効化]をクリックしてプラグインを有効化します。
DynaMoの効果測定
DynaMoはインストールして有効化するだけでOKです。設定画面はありません。
@xakuro_com(石鷹/ishitaka)さんのツイートによると、概ね20%ほど高速化できたとのことで、私の開発環境でもQuery Monitorで測定してみました。
#WordPress DynaMo というちょっと面白いプラグインがリリースされた!英語以外の言語を使用するサイトを高速化するそうな。いくつかの環境で試してみたが概ね20%ほど高速化した。メモリの使用量やクエリもかなり減った。仕組みが気になる……https://t.co/pqTfAOxXlm pic.twitter.com/bWf4L38yuc
— 石鷹/ishitaka (@xakuro_com) December 7, 2021
まず、DynaMo導入前がこちら↓
そして、DynaMo導入後がこちら↓
管理画面が「0.3s(表示速度)/13.4MB(メモリ使用量)」→「0.25s(表示速度)/8.8MB(メモリ使用量)」、トップページが「0.33s(表示速度)/12.8MB(メモリ使用量)」→「0.26s(表示速度)/10MB(メモリ使用量)」と、約20%ほどパフォーマンスが向上していますね。メモリ使用量も明らかに軽減されているのがわかります。
あとがき
今回パフォーマンスを測定した環境は、そんなにプラグインも入っていないしそもそもが重く感じているわけではなかったのですが、それでもかなりの効果がありました。(体感的にはわかりませんでしたが)
管理画面やサイトの表示が重く感じる環境では、体感的にも変わってくるかもしれません。
パフォーマンスを向上させたい時は、ぜひ入れておきたいプラグインですね。