Internet Explorer(IE)のみで異なる内容を読み込ませるための条件式について紹介いたします。
IEでのみ表示が崩れる場合などに活用できます。
IEでのみ読み込みをするための条件式
下記のように条件式を記述すると、<!–[if IE ]>~<![endif]–>で囲まれた中に記述した内容は、IEでのみ読み込まれます。
すべてのIEで読み込み
以下の条件式だと、すべてのIEで読み込まれます。
<!--[if IE ]> IEのみで読み込ませたい内容 <![endif]-->
例えば、以下のようにIE専用のCSSを読み込ませたい場合などに利用します。
<!--[if IE ]> <link rel="stylesheet" href="ie.css"> <![endif]-->
バージョンを指定
IE7でのみ読み込みたい場合は、以下のように指定します。
<!--[if IE 7 ]> IE7のみで読み込ませたい内容 <![endif]-->
7の部分を指定したいバージョンに変更します。
特定のバージョン以上を指定
特定のバージョン以上を指定する場合は、以下のように記述します。gteは、「Greater Than or Equal」の略です。
<!--[if gte IE 8 ]> IE8以上で読み込ませたい内容 <![endif]-->
以下のように指定すると、指定したバージョンよりも上位のバージョンで読み込まれます。
<!--[if gt IE 8 ]> IE9以上で読み込ませたい内容 <![endif]-->
特定のバージョン以下を指定
特定のバージョン以下を指定する場合は、次のように記述します。lteは、「Less Than or Equal」の略です。
<!–[if lte IE 7 ]>
IE7以下で読み込ませたい内容
<![endif]–>
以下のように指定すると、指定したバージョンよりも下位のバージョンで読み込まれます。
<!--[if lt IE 7 ]> IE6以下で読み込ませたい内容 <![endif]-->
特定のバージョン以外を指定
特定のバージョン以外を指定したい場合は、以下のように記述します。
<!--[if !IE 6 ]> IE6以外で読み込ませたい内容 <![endif]-->
注意点
<!–[if IE ]>~<![endif]–>で囲まれた中にはHTMLを記述できますが、HTMLのコメントについては条件式の中に記述することはできません。