コントローラーを使ってゲームをしていると、必ず悩まされる問題がドリフト現象です。症状が軽ければスティックを押し込みながらグリグリ回すことで直ったりしますが、何をしても直らないこともあります。
そうなるとコントローラーを買い直すことになるんですが、お値段がそこそこするので、最後のあがきとして分解・掃除をする方法をご紹介いたします。分解・掃除することでドリフト現象が解消する可能性があります。
今回はPS5のコントローラである「DualSense」で解説いたします。
注意点
コントローラーを分解するとメーカー保証を受けられなくなります。そのため、分解して壊れても自己責任です。
保証期間内であればメーカーに修理を依頼しましょう。保証期間も過ぎていて、処分する前の最終手段とお考えください。
あと、分解時に力を入れ過ぎると傷が付いたり、部品が割れたりするのでご注意を。小キズはほぼ確実に付くと思ってください。
コントローラーの状態を確認し、分解せずにドリフトが解消できないか試す
まずはコントローラーの状態を確認しましょう。Gamepad Testerを使ってドリフトしているかチェックします。
見事にドリフトしていますね…

ドリフトしている場合は、DualShock Calibration GUIを使ってスティックの中央などを調整します。
上記でドリフトが解消する場合もありますので、分解前にまずはソフト側からのアプローチを試してみましょう。
PS5のコントローラ「DualSense」を分解・掃除する方法
DualShock Calibration GUIを試しても解消しない場合は、いよいよコントローラーの分解です。
必要な道具
必要な道具は下記の通りです。
必須
- 精密ドライバー(プラスとマイナス両方)
あれば役立つ
- ラジオペンチもしくはピンセット(フレキシブルケーブルを引き抜く)
- エアダスター(ほこりを一気に飛ばす)
- 接点復活剤(スティックセンサーのメンテナンス)
※呉工業公式によるとKURE5-56でも代用可能とのこと。
分解手順
※プラスドライバーとマイナスドライバーはどちらも精密ドライバーのことを指します。
まずはコントローラーの持ち手底面の隙間にマイナスドライバーを入れて、テコの原理で上に引き上げます。ツメを外しながらカバーを取り外します。

L1とR1ボタンを取り外します。LR1と2の間の隙間にマイナスドライバーを差し込み、こちらもテコの原理で上に引き上げれば簡単に外れます。

持ち手底面のネジをプラスドライバーで2個所外します。

同じようにL1とR1内部のネジを2個所外します。

中央にあるツメを外しておきます。

持ち手の再度の切れ目にマイナスドライバーを差し込みながらカバーを外します。ここが一番大変でした。かなり固いので結構力を入れて外します。ただ、力を入れ過ぎると中のツメなどが割れてしまうので力の加減が難しいです。

カバーを外したら基盤などが出てくるので、まずはバッテリーを外します。下記の線を引き抜きます。

バッテリーの土台のネジを外して取り除きます。

基盤からフレキシブルケーブルを引き抜きます。下記4箇所ありますので、それぞれ引き抜いてください。指で引き抜こうとすると結構固いので、ラジオペンチやピンセットを使って引き抜きます。私は普通のペンチで引き抜きました。

フレキシブルケーブルを抜いたら、裏のスティック側から押し上げてひっくり返すと、下記のようにスティック部分がむき出しになります。基盤に繋がっている線が損傷しないようにお気をつけください。

黒いスティックを上に引き抜くと、スティック内部が見えます。エアダスターや綿棒などでほこりを取り除きましょう。
下記の箇所がスティックセンサーです。ほこりを取り除いたら、スティックセンサーに接点復活剤を吹き付けます。スティックをグリグリしてなじませましょう。

ここまでできたら、分解の逆の手順で組み立てます。引き抜いたスティックは裏面の形が楕円のようになっているので、基盤側の形に合わせて被せてから押し込みます。


組み立て後にGamepad Testerで状態を再度確認
組み立て終わったら再度Gamepad Testerで状態を確認します。
はい、直りませんでした(゚∀゚;) 重症ですね…

あとがき
今回はドリフト現象は直りませんでしたが、接点復活剤をKURE5-56で代用したのがいけなかったのかもしれません。ちゃんと接点復活剤を用意した方が良いですね。
分解と組み立てが非常に面倒で神経を使うので、スティック周りはもうちょっと簡単に掃除できるようにしてもらえるとありがたいです。とはいえ、分解することを前提にしていないので仕方ないかもしれません。
ドリフト現象が起こっていて廃棄を考えているコントローラーがあったら、最後の望みをかけて分解・掃除を試してみても良いかもですね。



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