数週間前から、Google Chromeでどのサイトを見てもフォントが強制的にメイリオになっていたんです。強制メイリオちゃんというフォントを強制的にメイリオにする拡張機能もありますが、この拡張機能はインストールしていません。
具体的には、WEBサイト側でfont-familyに指定されているフォントが無効化され、Chromeのuser stylesheetが優先されていたんです。
個人的にメイリオは嫌いじゃないので、別にいいかと思ってそのまま放置していました。ですが、どうも気になって仕方がなくなり色々と試してみたので、その過程を備忘録的に残しておきたいと思います。
まぁ結果からいうと、タイトルの通りなんですが、Price Checkerというネットで買い物をする時に見ている商品の最安値サイトを教えてくれる拡張機能が原因となっていました。Price Checkerを有効にした状態だと、なぜかfont-familyが効かなくなってしまいます。
Price Checkerの作者である@pangheadevelopさんからご連絡いただき、光の速さで修正してくださいました。Price Checkerのバージョン2.0.0.70に更新したら、WEBサイト側に設定されたフォントがちゃんと表示されるようになりました。@pangheadevelopさん、迅速な対応ありがとうございました。
Chromeのフォント設定を確認
フォントが変わってしまうということで、まず最初に疑ったのはChromeの設定にあるフォントの設定です。ウェブコンテンツの下に[フォントをカスタマイズ]という設定項目がありますので、そこを確認してみました。
しかし、フォントの設定内容はデフォルトのままで、メイリオが指定されているということでもありませんでした。
シークレットモードでも解決せず
なんとなく拡張機能が原因となっているだろうということは推測できたので、シークレットモードで正常にフォントが表示されるか確認してみることにしました。
しかし、シークレットモードでもフォントはメイリオのままでした。そのせいで、この時点では拡張機能は関係ないと考えてしまいました・・・
ブラウザのカスタムスタイルシートにfont-familyを追加する
以下ディレクトリにあるCustom.cssにスタイルを追加してみました。
C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\Default\User StyleSheets
とりあえず追加してみたスタイルは、以下の通りです。
body{ font-family:serif !important; }
すると、フォントは明朝体に変化しました。でも、相変わらずWEBサイト側で指定したfont-familyは適用されていない状態です。これでは、根本的な解決になりません。
Chromeを再インストールする
一度Chromeを再インストールしてみることにしました。
再インストールする際は、Googleアカウントとは同期せず、データの削除はしないようにしました。そうすることで、再インストールした際に拡張機能はすべて消えますが、ブックマークは元に戻ります。
ちなみにGoogleアカウントと同期しておけば、拡張機能も復活します。設定はリセットされることもあるので、再インストール後は設定内容をチェックしましょう。
再インストールする際は、念のために以下のディレクトリもバックアップしておきます。
C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\Default
再インストールした直後に確認すると、無事フォントは正常に表示されるようになりました。やったね(・ω・)
その後は、拡張機能を1つずつインストールしながらチェックしていったところ、Price Checkerをインストールした時点でフォントがメイリオに変わり、原因がわかったというわけです。
Price Checkerを無効化すると、表示されるフォントも正常になります。シークレットモードでも改善しなかったのは何だったんでしょう・・・
あとがき
無事原因となる拡張機能を特定できたわけですが、なんでfont-familyが効かなくなるんでしょうね。そこまではわかりませんでした。
もし、同じような現象で困っていたら、拡張機能にPrice Checkerがないかチェックしてみてください。