Googleアドセンスで提供されている自動広告では、画面の上部か下部に固定される”アンカー広告”と画面遷移の際に表示される”全画面広告”があります。
アンカー広告は、自動広告の名称がページ単位広告だった頃は画面下部にしか表示されていなかったのですが、現在は画面の上部または下部のどちらかに表示される仕様に変わっています。
アドセンスのヘルプによると、基本は上部に表示されるようにしているみたいですね。
アンカー広告はユーザーの画面の上部に表示されますが、ユーザー エクスペリエンスの妨げになるとみなされた場合は、画面の下部に掲載されます。上部に表示される場合も、アンカー広告はユーザーが十分下までスクロールしてから表示されるため、サイトのブランドや操作の妨げになることはありません。
以前のように、画面下部にだけアンカー広告を表示させたい、ということもあるかもしれません。そんな時のために、アンカー広告の表示位置を制御する方法をご紹介したいと思います。
Googleアドセンスの自動広告でアンカー広告の表示位置を画面下部に固定させる方法
アドセンスのアンカー広告を画面下部に固定させたい場合は、自動広告のコードに「overlays: {bottom: true}」というパラメータを追加します。
<script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({ google_ad_client: "ca-pub-1234567891234567", enable_page_level_ads: true, overlays: {bottom: true} }); </script>
「overlays: {bottom: true}」が追加されることによって、画面上部へのアンカー広告の表示が無効化されます。したがって、アンカー広告が画面下部にしか表示されなくなる、という仕組みです。
あとがき
アドセンスのコードを改変するのはポリシーに違反していないか不安になるかもしれませんが、上述した方法は許可されている方法なのでご安心ください。
アドセンスのヘルプでも以下のように書かれています。
この記事で説明されている例は、AdSense 広告コードの許可されている変更方法です。こうした方法で広告コードを修正した場合は、AdSense プログラム ポリシー違反とみなされません。
アンカー広告を画面下部に固定したい場合は、ぜひ参考にしていただければと思います。