WEBサイトの対策キーワードを決めるときってどうしていますか?SEOにおいてWEBサイトの対策キーワードを決めるときは、なるべく訪問者数が多くなりそうなキーワードを選ぶと思います。
では、サイトを検索上位に表示できたとき、訪問者数が多くなりそうなキーワードってどういったものでしょうか。それを測る指標として検索ボリュームがあります。検索ボリュームとは、検索されている回数のことです。
検索回数が多いキーワードで上位表示できれば、その分訪問者数も増やすことができます。逆にほとんど検索されていないキーワードで対策したら、上位に表示できてもあまり訪問者数を増やすことができません。
例えば、「スマートフォン」についてサイトを作成しようと思った時に、対策キーワードを”スマートフォン”にするのか、”スマホ”にするのか、”スマフォ”にするのか、色んな検索パターンが考えられますよね。これら3つのキーワードの検索ボリュームを調べてみると、以下のような結果になりました。
スマートフォン:1,500,000
スマホ:2,240,000
スマフォ:74,000
右側の数字が検索ボリュームですが、こんなに開きがあるんです。”スマホ”で上位表示できると、あきらかに他のキーワードよりも流入に期待できることがわかります。
少なくとも対策しようと考えているキーワード候補の検索ボリュームくらいは、事前に調べておいた方がいいということがわかっていただけましたでしょうか?
ということで、前置きが長くなってしまいましたが、検索ボリュームを調べることができるツールをご紹介したいと思います。
Googleキーワードツール
おそらく一番有名なキーワードツールですね。Googleが提供している広告サービス「Google Adwords」の中でキーワードツールも提供しています。
Googleキーワードツールの使い方
1. Google Adwordsにログインします。
※アカウントがまだ作成されていない場合は、こちらから使うことができます。ログインしていない状態でも同じ機能が使えますが、毎回画像認証を入力する必要があります。
2. [ツールと分析] – [キーワードツール] を選択します。
※ログインしていない状態だと[運用ツール]-[キーワードツール]になります。
3. 「単語またはフレーズ」にキーワードを入力して、[検索]をクリックします。
※キーワードは1行に1つずつ入力します。
すると、検索ボリュームなどの情報が表示されます。「グローバル月間検索ボリューム」が世界での検索回数で、「ローカル月間検索ボリューム」が日本での検索回数になります。今回の例では日本語で検索しているので、グローバルとローカルの検索ボリュームは同じですが、英語などの単語だとボリュームに違いが出てきますので覚えておきましょう。
それから、入力したフレーズによっては、類似するキーワードの候補も表示してくれるので参考になります。
Ferretキーワードツール
Ferret PLUSは使えなくなってしまいました。
SEO解析に関する記事でも紹介したFerretですが、キーワードツールも提供しています。Ferretは他にも色んなツールを提供しているので非常に便利です。
Ferretキーワードツールの使い方
1. Ferretにアクセスしてログインします。
※FacebookやTwitterアカウントでログインすることもできます。
2. [キーワードチェック] – [キーワードアドバイス] にアクセスします。
3. フォームに調べたいキーワードを入力して [チェック] をクリックします。
※年と月を指定すれば、その月の検索数が調べられます。
関連検索語と検索数が表示されます。以下は「スマートフォン」でチェックした時の結果です。
検索数の多い順に表示されるので、どういった組み合わせでキーワードが検索されているかが一目瞭然ですね。今回の結果では、”スマートフォン”より”ドコモ スマートフォン”の方が検索数が多いことがわかります。
出てきたキーワードにカーソルを合わせて、[推移] をクリックすると検索数の推移を見ることもできます。
スマートフォンの検索数の推移は以下の通りです。
Übersuggest
Ubersuggestは、サジェスト検索の候補をa-z順にリスト化して表示してくれるツールです。サジェスト検索とは、検索エンジンの検索補助とかオートコンプリートと呼ばれる機能で、単語を入力するとよく検索されている組み合わせを表示してくれるアレのことです。
上記2つのキーワードツールと違って、具体的な検索数ではなくサジェスト検索の候補が表示されます。
手動でキーワードを入力しながら調べてもいいのですが、手動でやるとかなりの手間です。それをクリック1つで一気に調べてくれるのがUbersuggestです。
Ubersuggestの使い方
1. Ubersuggestにアクセスします。
2. フォームに調べたいキーワードを入力して、「日本語」に設定します。
3. [Suggest]をクリックします。
サジェスト検索の結果がズラズラと表示されます。
特定の組み合わせをすぐに見たい場合は、上部に表示される頭文字のリンクをクリックすれば、その頭文字で始まる候補まで一気に飛びます。
あとがき
この3つを知っておくだけでも、キーワードを選定するときにかなり役立ちます。どれも鉄板のツールと言えるでしょう。
具体的な検索数を調べたい時には、GoogleかFerretのキーワードツールを使って、少し違った視点で調べたいと思った時はUbersuggestを使う、というように使い分けると幅が広がります。
ぜひサイトのSEO対策に活用しちゃってください。