WordPress5.3から、管理画面へログイン直後に管理者メールアドレスが正しいかどうかを定期的に確認する機能が実装されました。デフォルトでは6ヶ月おきにチェックが行われます。
定期的にメールアドレスが使えるかどうかをチェックすることで、パスワードを忘れた時に再設定用のメールを受け取れなくなるのを防ぐ意図があります。
今回は、このメールアドレス確認機能自体を無効化したり、チェックする間隔を変更する方法をご紹介いたします。
管理者メールアドレスの確認機能を無効化する方法
まずはメールアドレスの確認機能を無効化する方法です。機能を無効化する場合は、適用しているテーマのfunctions.phpに以下を追加します。
add_filter( 'admin_email_check_interval', '__return_false' );
上記コードを追加することで、メールアドレスの確認画面が表示されなくなります。
管理者メールアドレスを確認する間隔を変更する方法
チェックする間隔を変更したい場合は、functions.phpに以下のように記述します。
function my_admin_email_check_interval( $interval ) { return 12 * MONTH_IN_SECONDS; } add_filter( 'admin_email_check_interval', 'my_admin_email_check_interval' );
上記の場合、12ヶ月おきのチェックに変更されます。
「MONTH_IN_SECONDS」の部分では、以下の単位が使用可能です。
MINUTE_IN_SECONDS | 分 |
HOUR_IN_SECONDS | 時間 |
DAY_IN_SECONDS | 日 |
WEEK_IN_SECONDS | 週 |
MONTH_IN_SECONDS | 月 |
YEAR_IN_SECONDS | 年 |
あとがき
管理者メールアドレスの定期的な確認機能は、万が一パスワードを忘れてしまった場合に、完全にサイトから締め出されるのを防ぐ目的で実装されています。
なので、特別な理由がない限りは無効化しない方が良いと思います。