WordPress5.3以降では、横幅もしくは高さのいずれかが2560pxを超える画像をアップロードすると、縮小した画像が生成されるようになりました。アスペクト比は維持したまま、2560pxを超えている辺が2560pxにリサイズされます。
メディアライブラリで画像のリンク先を確認すると、ファイル名に「-scaled」という名称が追加されているのがわかります。元画像が削除されるわけではないのですが、メディアライブラリから選択ができなくなるため、投稿内で元画像を挿入できなくなります。
通常のブログであれば、画像の長辺が最大で2560pxもあれば十分です。ですが、写真家さんのブログなどで、元画像を設置したいというケースもあるかと思います。
そこで今回は、WordPress5.3で追加された、大きな画像を自動縮小する機能を無効化する方法をご紹介したいと思います。
WordPress5.3で追加された大きな画像を自動縮小する機能を無効化する方法
適用しているテーマのfunctions.phpに以下コードを追記します。
add_filter('big_image_size_threshold', '__return_false');
これだけで、2560pxを超える大きな画像であっても縮小されることはなくなります。
また、自動縮小されるサイズのしきい値を変更したい場合は、以下のように記述します。
function mynamespace_big_image_size_threshold( $threshold ) {
return 4000;
}
add_filter('big_image_size_threshold', 'mynamespace_big_image_size_threshold', 999, 1);
上記のように記述すると、4000pxを超える場合に自動縮小されるようになります。
あとがき
大きなサイズの元画像を投稿内で使いたい、という場合はぜひお試しください。
ただ、サイズの大きい画像を読み込むと、その分ページの表示速度も遅くなるので、特別な理由がない限りは自動縮小の機能はそのまま有効にしておくのが良いと思います。