WordPressサイトをカスタマイズする場合、まずはローカルの検証環境でテストしてから本番環境を編集した方が無難です。
先日とあるサイトのカスタマイズをしようと思って、とりあえず本番環境のファイルとデータベースをローカルに移したんですが、ローカルのサイトにアクセスするとなぜか本番環境の方にリダイレクトされていたんです。
その時に行った対処法を備忘録として残しておきます。
ちなみにDBの移行は「WP-DBManager」を使うと便利です。
ローカル環境にデータをコピーしてまずやること
ローカルにファイルとDBをコピーしたら、まずはwp-config.phpのデータベース情報を変更しましょう。
以下の部分をローカル環境の設定に変更します。
define('DB_NAME', 'データベース名'); define('DB_USER', '接続ユーザー名'); define('DB_PASSWORD', 'パスワード'); define('DB_HOST', 'localhost');
DB_NAME:データベース名を入力します。
DB_USER:rootなどのユーザー名を入力します。
DB_PASSWORD:パスワードを入力します。
DB_HOST:ホスト名を入力します。ローカルなのでlocalhostにします。
wp-config.phpにコードを追加する
上記の設定を変更するだけで動くと思っていましたが、甘かったようです。これだけでは本家にリダイレクトされてしまいます。
そこでwp-config.phpに以下のコードを追記します。
define ('WP_SITEURL', 'ローカルのURL'); define ('WP_HOME', 'ローカルのURL');
どちらもローカル環境のURLを入力します。(例:http://localhost/wordpress)
これで本家サイトの方にリダイレクトされないようになります。
あとがき
いきなり本番環境を編集するのは、予期せぬトラブルが起こる可能性があってとても危ない行為です。テーマなどをカスタマイズするときは、ローカル環境でまずはテストすることをおすすめします。
いざローカル環境で編集しようと思ったらリダイレクトしてしまう、という方は上述の対処を実施してください。ちなみに私はローカルの検証環境にはXAMPPを使っています。