Simple Slug Translateは、日本語のスラッグを翻訳して英語に自動変換してくれるWordPressプラグインです。
例えば、パーマリンク設定が「投稿名」になっている場合は、投稿タイトルがそのままスラッグとして使われます。
スラッグが日本語のままだと、SNSなどでシェアした時にURLが非常に長くなってしまいます。それに、タイトルが長いと途中で切れて中途半端なスラッグが設定されます。
WordPressに慣れていれば自身でスラッグを英語に変更してあげれば良いですが、操作にあまり慣れていないクライアントに毎回設定してもらうのは微妙にハードルが高いです。
Simple Slug Translateを導入することで、自動的に英語のスラッグに変換してくれるので何も意識しなくてもよくなります。
Simple Slug Translateのインストール
インストール手順は以下の通りです。
- Simple Slug Translateをダウンロードします。
- ダウンロードしたファイルを展開し wp-content/plugins にアップロードします。
- 管理画面の[プラグイン]ページで、Simple Slug Translateを有効化します。
Simple Slug Translateの設定
WordPress管理画面で[設定] – [Simple Slug Translate]にアクセスします。
Simple Slug Translateでは、Watson Language TranslatorのAPIを使って翻訳しています。そのため、設定画面の[Register]からIBM Cloudのアカウントを作成する必要があります。
メールアドレス・名前・パスワードなど、必要な情報を入力して無料アカウントを作成します。
アカウントが作成できたら、登録したメールアドレスでログイン(IDはメールアドレス)します。ログインしたら、右上にある[カタログ]をクリックします。
「Language Translator」をクリックして開きます。
地域の選択で「東京」を選択し、料金プランは「ライトプラン」にします。それぞれ選択したら、[作成]をクリックします。
左側にある[管理]を開くと「API鍵」と「URL」が表示されますので、Simple Slug Translateの設定画面で「API key」と「Endpoint URL」に入力します。(API鍵とURLの右側にコピーボタンがあるのでボタンをクリックして値をコピーします)
Simple Slug Translateのその他の設定も行います。
Source language | 変換元の言語(ja – Japanese) |
Enabled post types | スラッグを自動翻訳する投稿タイプ |
Overwrite | スラッグの上書き(手動変更しても上書き) |
Simple Slug Translateの使い方
特に何も意識する必要はありません。投稿が保存されるタイミングでスラッグが自動変換されます。
上記の場合は、パーマリンク設定が「日付と投稿名」になっている環境ですが、ちゃんと動作しています。「猫はかわいい」というスラッグが「cats-are-cute」に変換されていますね。
なお、スラッグを手動で変更した場合は、手動変更した内容が優先されます。設定で”Overwrite”をオンにすると、手動変更していてもSimple Slug Translateによって翻訳されたスラッグが上書き設定されます。
あとがき
しばらく使ってみたところ、翻訳の精度もなかなか高そうです。
ちなみに、翻訳とはちょっと違いますが、プラグインを使いたくない場合はこちらの記事をご参照ください。