StaticPressは、WordPressサイトをまるっと静的HTMLサイトに変換することができるWordPressプラグインです。
WordPressはデータベース内にコンテンツを保存し、ページを表示する際にデータベースと通信をしてコンテンツを呼び出しています。静的サイトの方がデータベースとの通信がない分、サイトの表示速度は速くなります。
WordPressを使って制作されたサイトであっても、動的にページを生成する必要がないという場合は、静的HTMLに変換することで表示速度の向上が期待できます。
StaticPressのインストール
インストール手順は以下の通りです。
- StaticPressをダウンロードします。
- ダウンロードしたファイルを展開し wp-content/plugins にアップロードします。
- 管理画面の[プラグイン]ページで、StaticPressを有効化します。
StaticPressの設定と静的HTMLの生成
管理画面で[StaticPress] – [StaticPress設定]にアクセスして、StaticPressの設定を行います。
静的サイトURL | 静的サイトのURL |
出力先ディレクトリ (ドキュメントルート) | 静的ページの出力先ディレクトリ |
(オプション) BASIC 認証 ユーザー名 | ベーシック認証をかける場合のユーザー名 |
(オプション) BASIC 認証 パスワード | ベーシック認証をかける場合のパスワード |
(OPTION) Request Timeout | タイムアウトの時間 |
設定が完了したら、[StaticPress] – [StaticPress]にアクセスして[再構築]をクリックします。
「出力先ディレクトリ」で設定したディレクトリ内にHTMLファイルが出力されます。「静的サイトURL」で設定したURLにアクセスすると、静的HTMLのサイトを表示することができます。
あとがき
以前、HTMLファイルをWordPressテーマに変換するHTML To WordPressというサービスを紹介しましたが、その逆パターンです。ほとんど変化のないサイトでは、静的HTML化しておくと良いかもしれませんね。
そもそも、そういうサイトはWordPressで作らなければいいという意見もあるかもしれませんが、お気に入りのテーマが見つかったり、メンテはWordPressで行いたいという場合には、とても役立つプラグインだと思います。