WP Hyper Responseは、インストールするだけでWordPressを高速化してくれるプラグインです。
ややこしい設定も必要ないので、気軽に高速化することができます。
比較動画
まずは以下の比較動画をご覧ください。
WP Hyper Responseを導入することで、どれくらい高速化されるのかは、以下の比較動画がわかりやすいと思います。左側がプラグインなし、右側がプラグイン導入済みです。
体感的にも高速化が実感できるレベルであることが、おわかりいただけたと思います。
どうやって高速化しているのか
WP Hyper Responseは、どうやってWordPressを高速化しているのでしょうか。
作者であるなつきさんのブログで解説されていましたので、引用させていただきます。
このプラグインをオンにすると、WordPressサイト及び管理画面のヘッダ(CSSファイルを読み込んだ直後)にPHPの flush() 関数を実行します。flush() 関数はPHPのバッファを吐かせる関数です。
通常、WordPressは DOCTYPE宣言 から </html> まで全てバックエンドに書きこみ終わってからブラウザに送信しますが、flush() 関数を使うとその時点で一旦ブラウザに送信します。
そのため、通常であればWordPress側で演算が終わるまで待たなければいけないのですが、このプラグインを使うことにより待たずに済みます。
このように、flush() 関数を使うことで、WordPressを高速化しているということですね。
WP Hyper Responseのインストール
インストール手順は以下の通りです。
- WP Hyper Responseをダウンロードします。
- ダウンロードしたファイルを展開し wp-content/plugins にアップロードします。
- 管理画面の[プラグイン]ページで、WP Hyper Responseプラグインを有効化します。
WP Hyper Responseの設定
設定は特に必要ありません。プラグインを有効化するだけで、WordPressが高速化されます。
注意事項
下記の場合には、WP Hyper Responseをインストールしても高速化されないとのことです。
- サーバ側で mod_gzip がオンになっている場合
- サーバ側でバッファリング手法が指定されている場合
- キャッシュプラグインがオンになっていて、かつ該当ページが既にキャッシュされていた場合(管理画面のレスポンスは向上するはずです)
万一ブログや管理画面が見れなくなった際は、WP Hyper Responseを削除してください。
あとがき
高速化プラグインだとキャッシュ系のものが多いですが、どのプラグインも設定項目が多くて導入するのが結構面倒です。それに比べてWP Hyper Responseは、インストールするだけでOKというのが手軽でいいですね。