IE Busterは、Internet Explorer(IE)でアクセスした際に、Google Chromeのインストールを促すメッセージを表示してアクセスをブロックするスクリプトです。
以下デモページにIEでアクセスすると、Google Chromeをインストールするよう促すメッセージが表示されます。
IE Busterの使い方
以下のスクリプトを読み込むだけでOKです。<head>~</head>内か、</body>の直前あたりに追加しましょう。
<script src="https://cdn.jsdelivr.net/npm/ie-buster@1.1.0/dist/ie-buster.min.js"></script>
GitHubからダウンロードして”dist/ie-buster.min.js”を設置して読み込んでも大丈夫です。
メッセージの内容・ボタンテキスト・リンク先URLを変更したい場合は、オプションも記述します。
<script src="https://cdn.jsdelivr.net/npm/ie-buster@1.1.0/dist/ie-buster.min.js"></script> <script> ieBuster({ mainText: "ご利用のインターネットブラウザは推奨環境ではありません。Webサイトの動作が保証できませんので、最新の Google Chrome をご利用ください。", linkText: "ダウンロードページへ", linkUrl: "https://www.google.com/chrome/" }) </script>
mainTextでメッセージの内容、linkTextでボタンのテキスト、linkUrlでリンク先URLを指定します。
IEでサイトにアクセスすると、以下のようにポップアップメッセージが表示されます。
あとがき
マイクロソフトも「IEを使い続けることで技術的負債をもたらしている」なんて言っちゃってますし、すぐには難しいかもしれませんが早めにIEの使用はやめた方が良さそうですね。
マイクロソフト、企業にInternet Explorerの使用をやめるよう要請。「IEは技術的負債もたらす」
Web制作者からしてもIEはやっかいな存在なので、利用者が減って対応しなくてよくなると助かります。IE Busterを導入することで、IEから他のブラウザへの移行を促す活動に貢献できますね。
なお、IE BusterにはWordPressプラグイン版もあります。WordPressサイトの場合はプラグイン版の方がお手軽です。