Delete Meは、ユーザーが自分自身を削除できるようにするためのWordPressプラグインです。
通常WordPressでは、ユーザーを削除できるのは管理者のみですし、管理者権限であっても自分自身を削除することはできません。
Delete Meを導入することで、自分自身のアカウントを削除できるようになりますので、会員制のサイトなどで活用できると思います。
Delete Meのインストール
インストール手順は以下の通りです。
ファイルをFTPでアップロードしてインストール
- Delete Meをダウンロードします。
- ダウンロードしたファイルを展開し wp-content/plugins にアップロードします。
- 管理画面の[プラグイン]ページで、Delete Meを有効化します。
WordPress管理画面でインストール
- [プラグイン] – [新規追加]にアクセスします。
- 「Delete Me」で検索します。
- [今すぐインストール]をクリックして、Delete Meをインストールします。
- [有効化]をクリックしてプラグインを有効化します。
Delete Meの設定
WordPress管理画面で、[設定] – [Delete Me]にアクセスして、ユーザー削除を許可する権限などを設定します。
Roles | 自身でのアカウント削除が可能なユーザー権限 |
Your Profile | プロフィール画面に表示される削除ボタンのテキストや警告文など |
Shortcode | ショートコードによって出力されるリンクのテキストや警告文など |
Multisite | マルチサイトのみ。”Delete From Network”にチェックを入れるとネットワーク全体からユーザーを削除 |
Miscellaneous | ユーザー削除と同時にコメント削除・通知メール送信をするかどうか |
ユーザーの削除方法
削除方法は2通りありますので、それぞれ説明いたします。
プロフィールから削除
まず1つ目は、プロフィールから削除する方法です。削除したいユーザーでWordPressにログインして、[プロフィール]を開きます。
最下部に[Delete Account]というボタンが追加されていますのでクリックします。
パスワードの入力を求められるので、ログインパスワードを入力して[Confirm Deletion]をクリックします。
ユーザーは削除され、トップページに移動します。
ショートコードを設置したページから削除
ユーザー削除ボタンを表示するショートコードを設置して削除することもできます。
以下のショートコードをページ内に挿入することで、ユーザー削除ボタンを表示できます。
[plugin_delete_me]
ユーザーの削除が許可されていない権限のユーザーがアクセスした際に、メッセージを表示したい場合は、囲み型のショートコードを利用します。
[plugin_delete_me]Text inside Shortcode tags[/plugin_delete_me]
テーマのテンプレート内に設置したい場合は、以下のようにdo_shortcode関数を用います。
<?php echo do_shortcode( '[plugin_delete_me]' ); ?>
<?php echo do_shortcode( '[plugin_delete_me]Text inside Shortcode tags[/plugin_delete_me]' ); ?>
ショートコードが設置できたら、削除したいユーザーでWordPressにログインしたうえで、ページにアクセスします。
[Delete Account]とユーザー削除ボタンが表示されるのでクリックします。
警告のポップアップが表示されるので、[OK]をクリックします。
これでユーザーは削除されます。
プロフィールから削除する場合と異なり、パスワードの入力は必要ないのでご注意ください。
あとがき
会員制のサイトとかライターがたくさん参加するようなサイトで活用できますね。
自分自身でアカウントを削除する機能が欲しい際は、ぜひDelete Meの導入をご検討ください。