Throws SPAM Awayは、日本語が含まれていないコメントを無視したり、指定したIPアドレスからのコメントをブロックすることができるスパム対策用プラグインです。
Akismetやスパムちゃんぷるーのスパムフィルタを使ってブロックすることもできるので、かなりWordPressのスパム対策を強化することができます。
Throws SPAM Awayのインストール
インストール手順は以下の通りです。
- Throws SPAM Awayをダウンロードします。
- ダウンロードしたファイルを展開し wp-content/pluginsにアップロードします。
- 管理画面の[プラグイン]ページで、Throws SPAM Awayプラグインを有効化します。
Throws SPAM Awayの設定
プラグインを有効化したら、管理画面のメニューに[Throws SPAM Away]という項目が追加されます。[Throws SPAM Away]にアクセスすると設定画面が表示されますので、ここでスパム対策の詳細設定を行います。
スパム対策機能 設定
日本語が存在しない場合、無視対象とする:「する」を選択すると日本語文字列が存在しない場合無視します。
日本語文字列含有数:ここで設定した数を超える日本語が存在しない場合無視します。
元の記事に戻ってくる時間:無視される時のエラーメッセージ表示時間を設定します。0の場合エラー画面を表示しません。
コメント欄の下に表示される注意文言:コメント欄の下に表示する注意書きを設定します。
コメント注意文言の表示位置:注意書きを表示する場所を指定します。
日本語文字列規定値未満エラー時に表示される文言:エラーメッセージの内容を設定します。
URL文字列除外 設定
URLらしき文字列が混入している場合エラーとするか:コメントにURLが含まれる場合エラーにするかどうか設定します。
する場合の制限数:URLを含むときエラーにする場合のURLの許容数を指定します。
URLらしき文字列混入数オーバーエラー時に表示される文言:URLの数が許容数を超えた場合のエラーメッセージを設定します。
NGキーワード / 必須キーワード 制御設定
その他NGキーワード:NGとしたいキーワードを半角カンマ区切りで設定します。
NGキーワードエラー時に表示される文言:NGキーワードを含む場合に表示されるメッセージを設定します。
その上での必須キーワード:必須としたいキーワードを半角カンマ区切りで設定します。指定文字列を含まない場合はエラーとなります。
必須キーワードエラー時に表示される文言:必須キーワードを含まない場合に表示されるメッセージを設定します。
トラックバックへの対応設定
上記設定をトラックバック記事にも採用する:トラックバックにもスパム判定を採用するかどうかを指定します。
トラックバック記事にも採用する場合、ついでにこちらのURLが含まれているか判断する:「する」にした場合、トラックバック記事内に自サイトのURLが含まれているかチェックします。
投稿IPアドレスによる制御設定
SPAMブラックリスト利用:スパムちゃんぷるーのスパムフィルタを利用してスパム判定することができます。
WordPressのコメントで「スパム」にしたIPからの投稿にも採用する:Akismetでスパム判定されたユーザーからのコメントをブロックします。
任意のIPアドレスからの投稿も無視したい場合、対象となるIPアドレスを記述してください:その他ブロックしたいIPアドレスを自分で指定できます。改行区切りで複数設定可。
ブロック対象のIPアドレスからの投稿時に表示される文言:ブロック対象のIPアドレスからコメントがあった場合に表示されるメッセージを設定します。
IP制御免除ホワイトリスト:ここで指定したIPアドレスは、スパムフィルタにかけられることなくにコメントできます。改行区切りで複数設定可。
スパムデータベース
スパムコメント投稿情報を保存しますか?:スパム判定されたコメントの情報を保存するかどうか指定します。
スパムデータを表示する期間:スパムデータの表示期間を指定します。
一定時間内スパム認定機能:〇分以内に〇回スパムとなったら○分間、当該IPからのコメントはスパム扱いするという設定ができます。
設定できたら、[変更を保存]をクリックして設定内容を保存します。
過去30日間のスパム投稿レポート
Throws SPAM Awayの設定画面下部には、過去30日間のレポートも表示されます。
「スパム投稿30日間の推移」では、スパム投稿がどれくらい破棄されたかグラフで表示されます。すごい数ですね・・・
「過去 30 日間に無視投稿されたIPアドレス」では、ブロックしたIPアドレスの一覧が表示されます。同じIPからの投稿数がハンパない・・・
IPアドレスの右側にある[ブロック対象IPアドレスにコピー]をクリックすると、投稿IPアドレスによる制御設定にIPアドレスがコピーされます。IPアドレスをコピーした場合は、[変更を保存]しておきましょう。
あとがき
Throws SPAM Awayをインストールしてまだ数日ですが、いまのところスパムコメントがほぼなくなりました。英語のみのコメントをブロックするだけでもかなり違います。
Akismetを使っていればある程度スパムをブロックすることはできますが、すり抜けてスパムコメントが掲載されることもあります。また、私は定期的に[コメント] – [スパム]にアクセスして溜まったスパムコメントを削除していたので、Throws SPAM Awayを導入することでこの手間も軽減されていい感じです。
スパムコメントが増えてきて困っている方は、ぜひ導入してみてはいかがでしょう。