実践で見えた!10分で終わる効率的なDrupalのアップグレード手順

実践で見えた!10分で終わる効率的なDrupalのアップグレード手順

実践で見えた!10分で終わる効率的なDrupalのアップグレード手順

以前、Drupal7のアップデート(アップグレード)手順という記事を書きましたが、Drupalのアップグレードってかなり面倒ですよね。難しくはないのですが、面倒でどうもやる気が起きません。かといってアップグレードをやらないというのもセキュリティ的にどうかと・・・・結局は重い腰を上げてアップグレードするわけです。

そこで考えました。もっと効率的に、パパッとできちゃう方法はないかと。

で、思いついたのですが、正規のアップグレード手順から、必要なさそうな手順を省いてやってみたんです。すると、ちゃんとアップグレードできました。動作も今のところ正常です。

ということで、10分でDrupalをアップグレードできちゃう手順をご紹介したいと思います。

※これから紹介する手順は、正規の手順ではないため、何かしらの問題を引き起こす可能性もあります。サイトのバックアップは必ず取り、自己責任で行ってください。

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正規バックアップ手順との比較

正規バックアップ手順は、以下のように8ステップの作業が必要でした。

ステップ1.バックアップを取る
ステップ2.WEBサイトをオフラインにする
ステップ3.モジュール・テーマを初期状態に戻す
ステップ4.新バージョンのDrupalをアップロードする
ステップ5.変更していた旧バージョンのファイルをアップロードする
ステップ6.モジュールの再インストールおよびテーマの再設定
ステップ7.update.phpの実行
ステップ8.WEBサイトをオンラインにする

今回ご紹介する手順では、わずか5ステップで完了します。

ステップ1.バックアップを取る
ステップ2.WEBサイトをオフラインにする
ステップ3.新バージョンのDrupalをアップロードする
ステップ4.update.phpの実行
ステップ5.WEBサイトをオンラインにする

10分で終わるアップグレード手順

ステップ1.バックアップを取る

何かあってもバックアップを取っておけば元に戻すことができます。アップグレード前に以下のバックアップは必ず取りましょう。

  • Drupalインストールディレクトリ以下のすべてのファイル
  • Drupalが利用しているデータベース

ステップ2.WEBサイトをオフラインにする

アップグレード中にアクセスがあったことで、何か起こると困ります。これもやっておいた方がいいですね。

ステップ3.新バージョンのDrupalをアップロードする

まずは、Drupalの公式サイトから最新版のコアパッケージをダウンロードします。ダウンロードしたコアパッケージを解凍後、以下のフォルダやファイルは予め削除しておきましょう。

  • .htaccess(内容を書き換えていた場合)
  • 拡張子が.txtのファイル(robots.txt含む)
  • sitesディレクトリ

上記以外でカスタマイズしていたファイルがある場合は入れ替えておきましょう。私の場合、/modules/system/html.tpl.phpを変更していたので、解凍後の最新版コアパッケージ内にhtml.tpl.phpを上書きしておきました。

ファイルの入れ替えが終わったら、最新版のコアパッケージをサーバーに上書きアップロードします。

ステップ4.update.phpの実行

アップロードが完了したら、update.phpを実行します。URLは以下になります。

http://<DrupalサイトのURL>/update.php

※update.phpを実行するには、管理ユーザーでログインしている必要があります。

ステップ5.WEBサイトをオンラインにする

update.phpの実行が完了したら、サイトをオンラインにしてアップグレード完了です。

あとがき

上記の手順でやれば、作業時間はおよそ10分でアップグレードが完了します。

私が運営しているDrupalサイトの場合は、上記手順でアップグレード後も問題なく稼働していますので、正規の手順が面倒でやる気がしない方は試してみてください。

もしも何か問題が発生した場合には、バックアップからすぐに復元して、正規の手順でアップグレードをやり直してください。

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